2012年09月10日

問診から薬物療法、生活改善、認知行動療法へ

治療は、問診からスタートします。
内臓疾患などの場合とは違って、最新のハイテク機器による検査が続くということはありません。

患者の心の中をさぐるために、細かい問診が中心になります。
心の病の発作の内容、不安の度合、日常の生活のパターン、仕事、学生なら学校関係、家族関係、友人関係、それに成育歴、今までどのように育ってきたか、もちろん本人の病歴や家族の病歴など、多岐にわたります。

最適な治療方針は、正確なデータにもとづいて立てられます。
医師の問診は、ときには不愉快なことも含まれていますが、正直に答えましょう。

心の病の治療には薬物が使われるので、必要によって、内臓機能の検査、とくに薬に対するアレルギー反応についての検査も行われます。
また、脳波や神経機能の検査、心理テストなどが加わる場合もあります。

治療方針が定まったら、心の病の発作を抑えるための薬(抗不安薬)の投与が始まります。
この種の薬は種類が多く、また効き方には個人差が大きいので、薬のタイプや量を個々の患者にとって最適なものにする必要があるのです。
一定期間、服用を続けて、効果や副作用を確認します。


タグ :心の病


Posted by 09kokoro90 at 06:46 │心の病の治療